2010-07-07

Social Action:行動すること

Nariです。投稿が遅れました。ごめんなさい。

さてさて、洞爺のキャンプもあっという間。
でも、みんなとの充実した時間を過ごせて嬉しかったです。
あーゆう時間は大切だと改めて思いました。

キャンプのコーディネートをしてくれたエリ、
会議のファシリテーションをしてくれたシミボー、
参加してくれた、SHOくん、えんちゃん、よしろー、なつ、
どうもありがとう!

次回の企画が楽しみです。

ひとまず感謝まで。
Thanks for everyone!!



ここからは下は、NLab MTGのまとめと反省(FB。
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Who is Nari Miyoshi?(当日のプレゼンを少しバージョンアップした。)



僕が想い描く未来像。
それは、Innovative(革新的)でCreativity(創造性)溢れる、
Humanity(人間味)ある社会(Society)を創っていくこと。
そのために必要なアクション(Social Action)を起こすこと、
これが僕ら未来を担う若者たちのミッションだと思う。


じゃ、InnovativeでCreativity溢れ、Humanityある社会とは一体どんな世界(社会)なんだ?
そこで、僕が想い描く世界観、未来へのビジョンを少し書きたい。




イノベーティブな社会=現状に甘んじず、変化を生む社会

Innovation(革新)はこれまで世界を大きく変えてきたことは自明だ。
みんなもよく知っているアップルはiMacによってコンピューターを、
iPodによって音楽を、そして、iPhoneによって携帯の世界を大きく変えてきた。


みんなが毎日のように使っているネットの世界はどうだろう。
今からたった19年前の1991年、WWW(いわゆるWEB)の誕生によって
インターネットが生まれ、1998年にはGoogleが誕生。
「世界中のあらゆる情報を整理する」という壮大なビジョンを持つこの巨人は、
検索という技術だけで、インターネットの世界を大きく変えてしまった。
彼らの革命は、現在進行形だ。


もう少し時代を遡ってみよう。
今から100年くらい前、バイオリニストでもあり、特許庁の職員であった
一人の男がとんでもないことやってしまった。
世紀の大発見と呼ばれるものだ。


彼らの名は”アルベルト・アインシュタイン
誰でも顔くらいは知っているはずだ。


その発見は一般には「E=mc2」として知られているけど、本当は特殊相対性理論と
一般相対性理論という物理学において非常に重要な二つの理論を導いた。
それはいいとしても、この発見がなければ僕らの現在の生活はなかったかもしれない。
みんなが持っている時計は、この理論によって正確に時を刻んでいるし、
飛行機やロケットも彼の理論を元に設計され、運行されている。


ここまで簡単に3つの大きなイノベーションを紹介したが、何か気づいただろうか?
そう、彼らに共通するのは時代の「常識」に囚われず、その壁を取り払ってきたこと。
常にDefy Gravity(重力に逆らって)していることだ。

何かを変えていくには、今当たり前と思っていることを「非常識」として捉える目を持つことが必要だ。
彼らはそうやって世界を変えてきたし、それによって世界は大きな恩恵を受けてきた。


世の中には普遍的なことと常に変化していくことがある。
でも、常識=普遍ではない。
非常識と思われる考えにも普遍性を兼ね備えていることも多々ある。(アインシュタインの発見のように)


じゃどうすればイノベーションが生まれるか。
まずは一度、自分たちの常識を否定してみることだろう。
そして、その非常識から生まれる新しいアイデアを否定しないことだ。
さらに、アイデアが実現できる環境が必要だとおもう。
イノベーションには環境が大きな影響を与えるファクター(要因)になる。
ここでいう環境は自然環境ではない。
人々の考え方、お金や人材(能力)の動きなど、
イノベーションを生むだけのリソースを揃える必要がある。

今の日本に、北海道に、札幌にそれだけのポテンシャルを秘めたリソースはあるだろうか。

僕はイノベーションが生まれることができる社会、そのための環境を創っていきたい。
その前に、自らがリスクを追いながらイノベーションを起こす必要性を感じる。
小さな変化も世界を変える力になる。そう強く思う。




クリエイティブな社会=驚きと感動が溢れる社会
クリエイティブとはなんだ?
なんでクリエイティブなんだ?
そう思うだろう。

自分も最初、クリエイティブなんて言葉さえ知らなかったし、
地元の写真展とか、クラシックのコンサートにはよく行ってたけど、
それがアートなのかクリエイティブなのかなんてどうでもよかった。
でも、大学に入り、大学と社会の隔たりと閉塞感に息が詰まりそうになっていたとき、
それを吹き飛ばす起爆剤になってくれたのがtheaterI'mのミュージカルだった。
彼らの情熱とその行動力に圧倒されたことを今でも鮮明に覚えている。

これがアートか!、クリエイティブの力はここにあるのか!と気づいた瞬間だ。

このパワーは本当に凄い!人の心に訴える力があるし、社会を変える力を秘めていいる。
クリエイター、表現者たちの考え方に驚きつつも感動した。
もっとこゆう考え方が世の中に広まればいいとおもう。
だれもがクリエイターじゃないけど、誰でも創造性を秘めている。
それが、だんだん大人になっていくにつれて失われていく社会は決していいとは言えない。

クリエイティブを一言で説明するのは本当に難しい。
大きく言えば創造する力とも言えるし、何かを創る力だろう。

前述した、イノベーターたちもクリエイターである。
彼らは創造力(Creativity)をフルに働かせてイノベーションを起こした。

この国に生きる人々にこの力がどれほどあるだろう?
テストの為だけに勉強するという教育システムにおいて、
どれほどの創造力が養われるのだろうか?

まずは、創造性が養われる社会システムにする必要がある。
脳科学者の茂木健一郎の言葉を引用すると「もう日本というOSは時代遅れ」
次世代のOSが求められている時だ。

誰がそのOSを創るのか?
今の大人に未来のOSを開発するだけの力があるだろうか?
クリエイティビー溢れる社会は、誰がどんなOSを創るかにかかっている。
古いOSをツギハギしながら使うのはもう御免だ。

すべてを刷新して一からプログラムし直す時が来ていると思う。
これこそが、未来を担う僕らのクリエイティブミッションだろう。



ヒューマニティーな社会=人と地球にやさしい社会

最後は、人間味のある社会の実現だ。

僕の父親は、製鉄所の機械などを設計するエンジニアだ。
表向きは仕事を継ぐつもりでいたけれど、ドラフターと大量の紙に紛れ、
バカでかいマシン(昔のコンピュータはとにかくでかい)に向って、
無機質な線で埋め尽くされた画面と何十時間と向きあう姿を見ながら、
こんな機械人間にはなりたくないと本心は思っていたらしい。
栄養学を志した根底にある考えは、人と地球という生態系をより良く知りたかったからだ。
特に僕が興味をもっていた臨床栄養学という分野は、まさに人を相手にする領域(医療)で
あったし、ヒューマンベースドな考え方が求められる。
臨床栄養学は栄養学と違って学術的な側面の他に、その理論を如何に人に対して応用するか
に重点が置かれれる。ここにヒューマンベースドな考え方が求められるのだ。

ヒューマンベースドな考え方とは、その人一人ひとりの人間性や個性を尊重することである。
僕はこの考えの根底には、人の多様性(Diversity)と尊厳(Dignity)を理解し認めることがあると思う。

栄養という分野に進んで学んだことは、このヒューマンベースドな考え方を常に持つことだ。
今僕は、この考え方を社会に応用したい。

今の社会に求められているのは、
人と地球の多様性と尊厳を認めること、それらが尊重される持続可能な社会の実現だろう。
これが僕の考える、ヒューマニティーある社会だ。
その実現の為に新しいOSを開発しなければならない。



最後に。
新しい時代を切り開き、未来を創っていくのは僕らだ。
そして、社会は新しいOSを確実に求めている。
さぁみんなでコードを書き換えよう!
そうすれば新しい未来が見えてくるかもしれない。

「僕の前に道はない、僕の後ろに道は出来る」(高村光太郎)

未来への道を作ろう!

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